及川式で最初の肝になるのが通貨の強弱ですね
特に及川さんは、ユーロポンドとドル円をその指標として使っています。
ドル円はボラが出ているときはしていますが、基本この2通貨は取引していません。
及川さんは、個別チャートのテクニカルの形を見る前に、まずはこの通貨の強弱を把握して取引する通貨を選んでいます。
優位性の高い通貨ペアでトレードすることで、それが根拠の一つになる感じですね。
ユーロポンドの見方
ユーロポンドで分かりづらいのが
の4パターンがあるところ。
ユーロポンドを見てると、ユーロあがってるからポンドは下と頭の切り替えがなかなかうまく追いつかないことです。
その対策の一つとして、ユーロポンドを反転させるとユーロとポンドが強いのか弱いのかがわかりやすくなります。
下記はtrading viewというツールで、
上に通常のユーロポンドチャート
下にスケール反転させたユーロポンドチャート
を表示させています。
こうすると、
となり非常にわかりやすくなります。
ただ、両方強い場合、両方弱い場合に、ユーロとポンドが同じ方向を向くわけではないですし、
トレンド転換をしたり、レンジになったりと1日で上下に動く場合もあるので、
このあたりは、それなりの相場観も必要になります。
ここでは、ユーロポンドのトレンドがどっち向きなのか?
を把握する程度でいいと思います。
ちなみに、mt4にはスケール反転機能がないのでtrading viewを使っています。
チャートのテクニカル分析もtrading viewのほうが綺麗で各時間足がシンクロするのでかなり分かりやすいのでおすすめです。
もしmt4でスケール反転したい場合は、下記でインジケータを入手可能です。
ユーロとポンドどっちでいくかが決まった後は?
基本は強い通貨と弱い組み合わせの通貨ペアを売買するだけです。
ただ、ポンドもユーロも通貨ペアがあるのでどれを売買すればいいのか迷います。
ポンド円、ポンドドル
ユーロ円、ユーロドル
これに関しては、通貨の強弱をみて判断するのが良いですね。
及川さんは、各通貨の値動きをmt4でパッパッパと切り替えて見ているのでこの方法とは違いますが、及川さんは特別なので普通の人であればこういった通貨の強弱チャートで見たほうが頭に入ってくると思います。
下記は、trading viewで通貨の強弱を表示したものです。
上が短期の通貨の強弱
下が中期の通貨の強弱
になります。
短期だけだとすぐに通過の強弱が変わるので、中期と一緒に表示させて短期と中期の通貨のトレンドを確認しています。
ドルが一番強くて、円が一番弱い状態です。
短期の通貨の強さでいうと
ドル>ユーロ>ポンド>円
及川さんのガチ速本にもありましたが、
強い通貨と弱い通貨の組み合わせを選ぶのがセオリーです。
この場合だと、
ユーロ円を買う
ポンド円を買う
もしくは
ポンドドルを売る
ユーロドルを売る
のどれかがベストな選択になります。
※ドル円を買うもありますが、取引しないので除いておきます
もし、ユーロポンドが「ポンド>ユーロ」であれば
ポンド円を買う
ユーロドルを売る
が良いと思います。
さらに踏み込んで「ドル>円」であれば、相関しやすいクロス円のポンド円を買うのがベストかなと。
通貨の強弱はオアンダなどでも確認できます。
主要8通貨の通貨の強弱の推移をチャート(グラフ)で表示しています。 通貨の強弱を判定するこのツールは、本日の通貨の強弱のほか、日足のデータを用いて中長期の強弱をチェックすることも可能です。 また、通貨単体のランキング形式になっていますので、強さや弱さが一目でわかります。通貨の強弱チャート(Currency Strength) | OANDA FX Lab-education(オアンダ ラボ)
このあたりの詳細は、及川さんがガチ速本やデイトレ大百科にもあるので、まだ見てない人はそちらを先に見てくださいね。